三度目の3月11日・・・
全国各地で、被災地に向けて祈りが捧げられたことと思います。
昨日、私の地元では
震災直後から毎月南三陸町を訪れ、現地の人と交流しながら支援活動を続けている
市民団体「明日への架け橋Kasaoka」主催で小さな祈りの会が開かれました。
「継・(つなぐ)」私たちは忘れない
この言葉に言い表されるように、小さな人と人との継がりを大切にして
いつまでも支援を続けていくということを確認し合いました。
あれから3年が経ち、人々が彼の地に寄せる思いも少しずつ変化し
遠方の行政単位では支援体制を縮小していくという動きもあるようです。
そんな中、「明日への架け橋」は20数回に及ぶ現地訪問・支援で
メンバー1人ひとりが南三陸町の方と1対1の人間関係を築き上げ、
「あの人のために・・」
「あの家族のために・・」
「あの商店のために・・」
という強い継がりを感じながら、「継」・継続していく
という確かな思いで活動を続けているのです。
そして、今回この会で新たなプロジェクトが発表されました。
着物でつなぐプロジェクト「結」 です。
このプロジェクトが始まるきっかけとなったのは
実はブログのお友達でもある
現在、移住計画進行中のkabuちゃん、
身辺整理をする中で、処分したいと沢山の着物を預かったのが1月のこと。
30点以上もの着物や帯・・・一体どうしたものか。
以前浴衣プロジェクトを立ち上げた上さんに話を持ちかけ・・
「誰かに着てもらえる方法はないか・・」と考えた結果、
この着物プロジェクトを発案して下さったのです。
FBページでイメージ写真にも使われている
森子さんの振袖・・
去年浴衣を提供してくださった時に
この振袖や小紋の着物もお預かりしていたのです。
そして、kabuちゃんの振袖・・
今は亡きお母様が用意されたという着物は
その多くが長襦袢もセットで仕立てられていて、
しかも殆どはしつけが付いたまま一度も袖を通してない状態でした。
整理しながら、着物好きだったというお母様の想いがそこここに感じられ
全て人手に渡るのは忍びないと、思わずkabuちゃんに連絡して
「1枚位手元に残しておこうよ・・」と提案。
kabuちゃん、この1枚だけはずっとそばに置いてあげてね。
森子さん、kabuちゃん、ありがとうございます。
お二人の思い出の詰まった着物に新たな命がまた吹き込まれます。
着物を直接現地に寄付するという考えもありますが、
簡単に着られる浴衣ならまだしも
帯まわりの小物、襦袢から履き物まで沢山のものが必要な着物は
まだまだ現実的ではありません。
それよりもこちらで着物を手軽に着てみたいという人に
安価で販売して活動資金にした方がよいのでは・・と
このプロジェクトにたどり着きました
すでにFB記事で上さんが少しずつ告知されているので
振袖が欲しいという申し出も届いているようです。
広く呼びかけをして300枚位集まったらイベントを立ち上げ販売するとのこと。
皆さんのおうちで、お友達の所で、
着ない、着られない、タンスの中で眠っている着物がありましたら
ぜひご協力ください。
提供していただく着物は、振袖ばかりでなく
小紋・ウールなど、どんなものでも構いません。
少々シミになっていてもハギレとして小物つくりに役立てて頂けます。
少々シミになっていてもハギレとして小物つくりに役立てて頂けます。
森子さん、kabuちゃん、嬬恋・・そして着物
というキーワードが今ここでつながり、
素敵なプロジェクトしてスタートできることを心から感謝しています。
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どうぞよろしくお願い致します。